毎日の家事に追われて、なんだかいつも気忙しい…。
実際に取り掛かってみれば1つ数分で終わる家事でも、これもやって、あれもやって…と頭の中で考えているだけで脳のリソースを占められ、負担感が募るものです。
そんなお悩みを解決するのが「家事ボード」。
家事ボードで毎日の家事タスクを見える化して管理すれば、心の余裕が手に入ります。
家事ボードは100均でも材料を揃えられ、作り方も簡単。
今日は、お手軽に、共働き・子育て家庭の家事の負担を軽くする工夫をご紹介します。
家事ボードで毎日の家事タスクを管理する方法
家事ボードとは、毎日自分がやっている家事のルーティンタスクをマグネットシートに書き出し、マグネットがくっつくホワイトボードに貼って「見える化」して管理するシンプルな仕組みです。子どものお支度ボードに着想を得て作ってみたところ、これが意外と便利!
具体的なやり方は、1日の家事に取り掛かる前に、全てのマグネットシートが右か左の片側に寄せられている状態からスタートし、家事が1つ終わるごとに、もう片側の位置にマグネットシートを移していきます。
マグネットなので繰り返し使えますし、これからやる家事マグネットシートを置く位置をあえて固定しないことで、翌日はマグネットシートが寄っていない側(反対側)を完了したマグネットシートを移す側にすれば、家事をやる前にいちいちマグネットシートを「これからやる家事の位置」に戻す手間なく使えて便利です。
朝と夜の家事を分けて家事ボードを作るのがおすすめ
家事ボードは、朝やる家事と夜やる家事とに分けて作るのがおすすめです。
1つ1つは数分で終わる家事も、まとめてやろうと思うとそれなりに時間がかかるもの。それに、出勤前の朝はバタバタして時間がないですし、帰宅後の夕方以降は疲れてたくさんの家事をこなす気力がなかったりします。なので、1日のうちで終わらせたい家事タスクをすべて洗い出し、朝と夜に、それぞれできそうな量のタスクを割り振けることで、無理なく計画的にこなせます。

忙しい朝は、洗濯を回す、食器を片づけるなど短時間で完結できる家事に絞るのが基本となると思います。が、人によっては、起床時間が早くて時間や気力にゆとりがあるという場合は、朝にボリュームのある家事を割り振り、逆に疲れている夜は、簡単な家事を割り振るというのも手です。
これを機会に、ご自身のライフスタイルに合った朝と夜の家事配分を考えてみましょう。

脳のリソースを空け、小さな達成感が得られる家事ボード
頭の中に「やらなきゃいけない家事リスト」を置きっぱなしにしていると、家事の負担感がより重く感じてしまいます。
家事リストは家事ボードにアウトプットしておくことで、脳内のタスク管理を外部に預けられ、すっきりした気分でいられます。
たとえ、朝や夜に残した家事タスクがあっても、次の家事タイムに、家事ボードを確認し、残っていたタスクも忘れずにこなせるので、後でやろうと思っていた家事を覚えていなくても良くなり、家事の管理も楽になります。
また、家事を1つ終えて、完了した側にマグネットシートを移すごとに小さな達成感が得られるのもポイントです。私の場合、やる気が起きないときでも、1つ家事に手を付けてマグネットシートを完了側に移すと、つい他の家事マグネットシートも完了側に移したくなって、連鎖的に全部やり終えてしまうということも結構あります。やる側のマグネットシートが全部、完了した側に移れば、本日の家事完了が視覚的にわかるので、すっきりした達成感が得られ、その後の自由時間も気持ちよく過ごせます。
週1家事ボードでさらに効率化
毎日はやらないけれど、1週間のうちにやりたい家事もありますよね。
例えばわが家では「お風呂(やトイレ)の念入りめの掃除」、「階段の掃除機がけ」、「玄関の拭き掃除」などが1週間に1回程度はやりたい家事です。
こうした週1家事も「週1家事ボード」を作れば、家事マグネットで管理できて忘れずに済みます。

週1家事ボードの作り方は、週1でやりたい家事タスクを書いたマグネットシートを家事タスク分準備し、ホワイトボードに月曜日〜日曜日のマグネットシートを貼るだけです。
後は、毎日の朝・夜の家事ボードとだいたい同じように管理します。具体的な方法は、未完了の家事タスクのところに置かれたマグネットシート(上記写真では下部にまとめて置いてあります)を、家事を終えたら、やった日の曜日の欄に移していきます。未完了側に置かれた家事マグネットがすべてなくなれば、その週の週1家事はすべて完了したということがわかります。
あわせて、週1家事タスクも毎日の家事タスクに組み込むために、毎日の朝ないし夜の家事ボードのマグネットシートに、「週1家事」という家事タスクを追加で用意します。こちらは、朝ないし夜の家事タイムに、週1家事のうち、どれかを選んでやるためのマグネットシートになります。
ちなみに、わが家では、週1家事タスクは朝にやることにしていまして、朝の家事ボードの写真をご覧いただければ、「週1家事タスク」というマグネットシートが置いてあるのがおわかりかと思います。
このように、毎日の家事ボードと週1家事ボードを組み合わせ、未完了の週1家事タスクをその週のうちに終えられるように、毎日の「週1家事」タスクもこなしていけば、1週間のうちに自然と週1家事もこなすことができるようになります。
まとめ
- 家事ボードは「頭の中のToDo」を外に出してラクにする仕組み
- 朝と夜でタスクを分けると効率的に動ける
- 脳のリソースが解放され、心にも余裕が生まれる
- 週1家事ボードを組み合わせれば、やや長期的な家事タスクも計画的にこなせる
家事ボードの材料自体は100均でもそろえることができますし、作るのにもそれほど時間はかかりません。実際、実家の母も、100均で材料を買って手書きで家事マグネットボードを真似して作っていました。
忙しい共働きや子育て家庭でも取り入れやすい工夫だと思いますので、「ちょっといいかも」と思ったら、ぜひ、家事ボードで「家事の見える化・効率化」を試してみてくださいね。
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